アラビアの陶器、ちょっとした裏話。

  • 2018.08.05 Sunday
  • 18:49

JUGEMテーマ:北欧インテリア

  

 

本日もご来店、

ありがとうございました。

 

北欧買い付けフェアも、

残すところあと1週間。

 

http://www.prae.jp/image/special124.jpg

 

お時間がゆるしましたら、

ぜひイベント期間中にご来店くださいね。

 

--+*+--+*+--+*+--+*+--+*+--+*+--

 

昨日の入荷から。

アラビアのエステリ(1964-71)

 

 → Arabia Esteri 

 

このシリーズは詳しくなかったので

昨晩、いろいろと調べてみたのですが

Webでは色々と異なる情報がずらり。

 

製造されていた年代も69年の1年間のみ、

とされていたり、1970~71年だったり。

 

思わずこの人を頭に浮かべましたが、

名前を思い出すのに一苦労だったり。

 

 

ちなみに今回入荷したものは

バックスタンプで69年製と70年製があり、

少なくとも69年1年のみは違います。*

 

https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/38437665_1280595548744514_637079057430740992_n.jpg?_nc_cat=0&oh=1b2b355467aed4264ad71e043823ab88&oe=5C0573C6

上下逆だ・・・すみません。

 

資料を調べても良くわからなかったので、

送ってくれた詳しい現地スタッフに確認。

 

・・ということで1964〜71年、という事で

まずまず間違いが無さそうです。

 

ちょうど50年ほど前のヴィンテージ。

いま見ても、デザインが可愛いですね。

 

 

*【多分一生使わないアラビア豆知識】

 

アラビアではフォルムタイプ(Sモデルなど)があり

素焼き→本焼き→上絵と仕上げる場合は

事前に本焼きまでされたものを

後年に使うようなケースも確認しています。

 

ということで今回の話ですとシリーズは

1969年を含んでいないそれ以降(1970~72など)

という可能性は実はあったりします。

 

 

 

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クイストゴーと、Azurのちょっとした秘密。

  • 2018.07.22 Sunday
  • 17:00

JUGEMテーマ:北欧インテリア

  

 

北欧買付での楽しみのひとつは

デザインの周辺が知れる事だと思います。

→ フラワーベース

 

このクイストゴーのフラワーベースも

幾つかの疑問点がある、

そんなアイテムのひとつでした。

 

Azurと同様の釉薬をしていて、

底にはKronjydenのロゴ。

 

市場に出回る機会の少ないアイテムで

同じモチーフの色違いで、

Umbra(ブラウンアズール)や

Relief(レリーフ)の色目があります。

 

 

 

以前、現地の信頼できるディーラーから

「1965年」に「Richard Nissen」の

スタジオのために製作された、と

その履歴を聞くことが出来ました。

 

オリジナルのデザイン、

ヴァリエーションの理由、

市場への出点数の少なさなど

幾つかの理由はそれで判明したのですが

少しだけ疑問が残る話でもありました。

 

今年の買い付けでは、

詳しい方とお話をしていくうちに

その残った疑問もほぼほぼ、

解消することが出来ました。

 

https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/37397777_1260664854070917_6782756179413041152_n.jpg?_nc_cat=0&oh=02ce07d020075083c04a25a461bed077&oe=5BCD8155

この方もそのお一人です。北欧デザイン生き字引。

 

誰が作っても良いものは良いですし、

プロの駄作も、素人の傑作もあります。

 

ただ店舗として商品を提案している以上、

出来れば右から左へ動かすのではなく

少しだけ背景を知った上で、

ご提案がしていければ良いですよね。

 

http://www.prae.jp/item_img/c2371_3.jpg

 

このフラワーベースの秘密は…

文章に残すほどの確証はまだ無いので、

店頭で良かったらお声掛け下さい。

(他の資料でも確認出来たらアップするかも、です)

 

別にそれで、

デザインの品格が変わるような事でも

無いんですけどね。

 

ちなみに北欧の(ヴィンテージ)デザインで、

一番知識の礎にしてはいけないのは

お洒落なまとめ系サイトです(笑)

 

   

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Tamara Aladinのベースと、彼女の少し不思議な経歴。

  • 2018.04.13 Friday
  • 17:26

JUGEMテーマ:北欧インテリア

 

 

窓辺から入る光も

なんだか柔らかくなった気がします。

 

今日はフィンランドから届いた

フラワーベースをご紹介いたします。

 

デザイナーはTamara Aladin。

 

フィンランド、リーヒマエンラシで

製作された作品となります。

 

 

1966-68年の間に製作されたこちらは

"氷が解けゆく様子"を描いたようです。

 

春をむかえたこの季節にちょうど良い、

透明感も感じる作品ですね。

 

碧色のガラスに透明のガラスを重ね

手拭きで仕上げられており、

天に向かってふわっと抜けるような感覚が

とても繊細で美しく思われます。

 

→ Tamara Aladin ベース

 

ー+−−+−−+ーー+−−+−−+ーー+−

 

このデザイナーのタマラは

リーヒマエンラシ(リーヒマキガラス)の

主要デザイナー…ではあるのですが、

あまり公に出るのが好きでないのか

その作品数の多様さに比べ、

情報や画像の少ないデザイナーです。

 

https://images.cdn.yle.fi/image/upload//w_1198,h_674,f_auto,fl_lossy,q_auto/13-3-5633857.jpg

男性の後ろに立つ左上の女性がタマラ・アラディン(1932-)

 

Wikipediaによると1950年代半ばに

Taideteollisen oppilaitoksen(デザイン学校)の

陶芸科を卒業し、56年から76年の期間

リーヒマキラシに勤務していたようです。

 

リーヒマキの前は2年ほどフライトアテンダントとして、

管制官とパイロットの間で通訳(ロシア語)をしていました。

とても多才な方なんでしょうね。

 

退社後は公への露出はごく少なく、

2010年と2012年の2回、フィンランドの美術館で

展示会が開催されたということでした。

 

調べていると、

フィンランドの方のブログにも

雑誌で紹介された様子がありましたが

私が知る限りではこれを含め彼女の写真は

3枚のみとなります。

 

http://3.bp.blogspot.com/-frB67PbdMJo/UGhyS9sjdfI/AAAAAAAAEyE/hr5J5gYPlXY/s400/P1030536.JPG

 

現在、フィンランド現地でも

タマラの作品は再評価の流れとなっています。

 

リーヒマキで製作された作品は150以上。

署名が無いものが多いため、

実際にはもっとずっとあると思われるようです。

 

繊細で、

それでいて存在感の強いタマラの作品。

 

花を飾るのが楽しくなるこれからの季節、

良かったらいかがでしょうか?

 

 

  

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